u12

☆伝統?

2006-10-30
FC solceuは発足当初から電車、バス、自転車、徒歩で移動しています。
なぜ公共交通機関かというと、答えは簡単です。
「子どもは車の運転免許を持っていません。」
です。
子どもが自分のことを自分でするときには、子どものルールで活動する必要があります。
そこには子どもの頑張りと“大人が子どもに合わす”我慢が必要です。
チーム発足から5年間、指導者が引率してきました。事情がいくつかあるのですが、2年前から引率を保護者の方にお願いすることになりました。

そこから少し様子が変わってきたように思います。
集合場所の駅まで自転車や徒歩で通っていた子どもたちが、最近では、駅まで保護者の自家用車で送ってもらう姿を見かけるようになりました。
また、最近では僕が駐車場係をしている試合会場に直接自家用車で到着する選手がいました。

FC solceuの方針は
①良いサッカー選手である前に、良い人間であれ
②勝つことよりも技術向上
です。

①の部分の中で、良い人間という定義は広すぎて説明できませんが、生活レベルでは、子どもの段階から“感謝の気持ちを表すのは親孝行から”“あいさつする”“自分のことは自分でやる”というルールがあります。
しつけの自立可能年齢は6才と言われていますし、FC solceuでは10才で半分成人式を行い、“自分のことは自分でする”“敬語を使う”という誓いもたてています。
それだけチームとしては、お子さんの成長の中での“自立”を意識しています。

・・・5年間コーチが積み上げてきた実績やチーム発足時の思いがいとも簡単に崩れてしまうということでしょうか。指導者は子どもたちとお付き合いしていく中でたくさん我慢をしています。指導者は忍耐強くないと出来ません。
クラブ活動で求められているものは、サッカーだけなのでしょうか。
現状と向き合ってみようと、自家用車で試合会場に来た子どもに質問しました。

「なぜ、自家用車で来たのか?」
A君「お母さんが自家用車に乗って行くように言いました。」
B君「お母さんがA君を乗せて行くから自家用車に乗っていきなさいと言いました。」
子どもにとって悪いのは“お母さん”でした。
FC solceuで辛くもこの言い訳が通用するのは半分成人式を迎えていない小学校3年生までです。
しかも、自分がルールを知っている、自分で行く方法も知っている、友だちはルールを守っている、なのに、親のせいにするとは・・・。
「自分の責任を親のせいにするな。」
と、話しました。

僕も子どもを責めているばかりでは、何の解決にもなりません。このような状況になるのは、自分の責任と思い、これからの活動に関わっていきたいと思います。

クラブとしては、再確認したいことがあります。
①子ども中心であること
子どもに大人が合わせるということ
子どもに出来ないことを大人が補ってあげるということ
②自分の夢を自分で叶えられる人間育成であること
子どもが夢を持ち、大人が認めてあげるということ
正しい生活が自分を強くすると知ること
③感謝があること
感謝の基本は親孝行すること
あいさつができること
④安心・安全であること
物理的な安全があること
→交通や会場での安全
精神的な安全があること
→指導者が選手を大切にしていること
→親が子どもに対してサッカーの出来・不出来に関係なく愛せること
→友だち関係に友情があること。

最近では大人が子どもを傷つける事件も多発しているので、保護者方々の心配も大変なものと思います。
だからといって子どもを“鳥かごの鳥”にもできません。
結局、子どもは、大人の苦労と心配の中で育っていくのでしょうか。
方針を守ることは大変なのかもしれません。
どうか、保護者の方々にはお子さんへの安全指導を十分にしていただき、クラブ活動に参加していただきますようにお願いします。

子どもたちはのびのび活動してください。
ただし、感謝やルール・マナーを守る、を忘れないでください。
今回のようなルール違反をしてサッカーで活躍しても“本物”ではありません。絶対に認めません。
夢を持ってください。夢は叶うと思ってください。
ただし、敵は自分であると思ってください。

みんなが、楽しく活動できることを心から祈ります。

※夜間練習や状況によっては臨機応変に対応していかなければならないと思っています。方針から反れる行動をされるときは、予め相談していただいたらと思います。よろしくお願いします。

<お願い>自立に向けて
子どもが一人で通うための練習に親が十分に付き合ってあげておられますか?出来なければ、自信が無ければ何回も何回も繰り返し付き合ってあげられておられますか?そこには大人の頑張りと我慢が必要だと思います。簡単に出来ないと判断するよりは、親子の間に生まれる何かがあるのではないでしょうか。
何よりも安全指導をよろしくお願いします。

子ども中心のチームとは子どもに大人が合わせてあげるというのが必要で大人のペースに子どもをあわすと子どもが出来ないことが多すぎて大人が手助けしなくてはいけなくなる。
大人のその行動が必要かどうかも気になる部分です。試合会場で子どもが着替えているすぐそばでジッと見ているというのは必要がなく、着替えが遅くて気になるのなら、家で反省会と着替え指導をしてほしいと思います。

子どもが一番強くなるのはサッカーや勉強ではなく“生活”です。FC solceuの方針である“自分のことは自分でする”は生活から始まります。

お子さんのサッカーの出来・不出来に動じない態度でお子さんに接していただきたいと思います。当たり前のことで申し訳ありませんが、子どもが一番欲しいのは、親からの絶対的な“愛”です。

(子どもの自立についてご意見がある方は高山までよろしくお願いします。)