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ソルセウ全学年の子ども達、保護者の皆様に伝えたい事(スポーツ栄養学)

2013-01-30
1月20日に大阪で行われたフットボールカンファレンスに行ってきました(^O^)

選抜チームのレポートやオリンピック代表の事やなでしこジャパン、さらに日本サッカーの目指すべきものなどたくさんの講演で学ぶ事ができ非常に勉強になり自分にとって良い一日になりました!

そのサッカーの技術とかチーム力はコーチの皆様に会議で話をするにして子ども達と保護者の皆様が知っておいた方が良いのでは?と感じた内容の講演がありました。

それは「食」についてです。

食事の良いコンディショニングにより、体を大きく強くしたり、集中力を高めたり怪我をしにくくしたり疲労の回復にもつながります。
悪いコンディショニングはその逆になりますよね。
これは皆様が考えておられる以上に大事なことだと認識してほしいと思います。


1、なぜ食事が大事なのか?
全ての人の体は食べたもので出来ています。
何を食べるか、どう食べるかによって体が変わる
      ↓
同じ練習、努力、才能でも食べ物によってプレーの質や結果が異なります。
特に成長期ではその差が大きくなります。


2、最近風邪が流行っていますがスポーツ選手達の方が風邪が引きやすいのをご存知ですか???
スポーツ選手は活性酸素の害が大きい。
      ↓
体格が良くても風邪などひきやすい。
      ↓
免疫力アップの為に抗酸化栄養素をしっかり接種することが大事
     
抗酸化栄養素とはカロテン(トマト、青菜、かぼちゃ、にんじんなど色の濃い野菜)
ビタミンC(パプリカ、いも類、果物)
ビタミンE(ナッツ類、たらこ)


3、グリコーゲンローディングと急速グリコーゲンローディングとは?
最近U-13やSOLスクールでも推奨していますのが、練習後30分以内にオレンジジュースやおにぎりを接種するようにオススメしております。
それは糖質を取り疲労回復になり怪我と風邪の予防、翌日のプレー向上につながります。
これが急速グリコーゲンローディングです。

グリコーゲンローディングはエネルギーである糖質とビタミンB1を練習、試合3時間前に消化に良いものを補給してプレー向上につなげる事です。
(ビタミンB1とは豚肉、うなぎ、大豆食品、たらこ、さば、ぶり等)


4、食生活を整えましょう。
次の項目の食事術を出来るだけ一つずつに心掛けましょう。

①主食(ごはん、パン、麺)
②副菜(野菜、いも、きのこ、海藻、野菜ジュース)
③主菜(肉、魚、卵)
④乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
⑤果物
⑥水、お茶
量が被らないように1つずつ適量で食べましょう。


5、炭水化物と大豆食品を多く取る。
主食である炭水化物はエネルギーで、大豆は骨を強くする役割があります。
今まで食べていたご飯の量から少し多めに食べましよう。
魚もほどよく食べよう!


6、野菜をたっぷり食べましょう。
食物繊維や脂肪の代謝を助けるビタミンを野菜からたっぷりとることで体脂肪を減らそう。


7、食事の例え
①主食に玄米ご飯、冷やしとろろうどん、ごはんのどれか。
②魚料理、肉料理は野菜と組み合わせ(豚肉とキャベツの味噌炒め等)
③大根、じゃがいも等のサラダや、野菜の白あえ、納豆など。


8、1日3食必ず取りましょう。
朝(ごはん、あさりの味噌汁、めざし(魚)、オレンジ、納豆など)
昼(コンビニなら揚げ物がない幕の内弁当、手作りならピーマン肉詰めや卵焼きにサラダなど)
間食するなら(おにぎり、バナナ、オレンジジュースなど)
夜(ごはん、鶏の照り焼き、パンプキンサラダ、キウイヨーグルトなど)

朝食は体温を上げ体と脳を目覚めさせる。
昼食は午後の活動に備えてバランス良く食べる。
間食は練習前はおにぎり、バナナ、カステラ等でエネルギー補給。
練習後は急速グリコーゲンローディング。
夕食はコンディション調整。寝る前に牛乳1杯飲んでカルシウム補給しよう。


9、規則正しい生活をしましょう。
しっかり夕食を取り22時までに寝るようにしましょう。
筋肉の修復や骨の成長するのは睡眠中です。
夕食で肉、魚、卵、乳製品、大豆食品をしっかり取る。


10、試合前に避けたい食品
胃に負担のかけるトンカツ、から揚げ、ハンバーグ、てんぷらは避けましょう。
生ものも避けましょう。


他にも特化された事もありますがこの認識をチーム全員が保護者の皆様含め理解していればより良いチーム活動ができるのではないでしょうか?
皆様のよき知識になる事を願いつつ長々と書かせて頂きました(^^)/
ソルセウ一同より良い活動が出来るように力合わせて頑張って行きましょう\(^o^)/

「未来を夢見て」

藤谷